【投資詐欺に遭わないために】

【投資詐欺に遭わないための完全ガイド:知識と対策で被害を未然に防ぐ】

 投資詐欺とは、投資を装いながら実際には被害者から金銭を騙し取る詐欺行為のことです。これにはさまざまな手法があり、特にインターネットの普及により、その手口はますます巧妙化しています。本記事では、具体的な手口や投資詐欺がなくならない理由、そして詐欺を防ぐための実践的なポイントについて詳しく解説します。

投資詐欺の主な手口

高収益を謳う広告詐欺

 特に著名人の画像や名前を無断で使用した広告がこれに該当します。例えば、堀江貴文氏や前澤友作氏のような有名人を騙る広告を使い、非現実的な高収益を約束して投資を促すケースがあります。

ポンジスキーム

 投資家から集めた資金を新たな投資家からの資金で支払う方式です。最初は収益が出るように見せかけますが、新たな投資家が集まらなくなると崩壊します。

バイナリーオプション詐欺

 短期間での高収益を謳い、実際には投資家の資金を搾取する仕組みです。

SNS型投資詐欺

 「著名人による無料の投資セミナー」「必ずもうかる」など甘い言葉でSNSに誘導し、投資に関するメッセージのやりとりを重ねて被害者を信用させます。そして最終的に「投資金」や「手数料」などの名目で金銭を振り込ませる詐欺です。被害額が1,000万円を超えるケースもあります。

投資詐欺がなくならない理由

  1. インターネットの匿名性:詐欺師が実名を隠しやすく、特定が困難です。
  2. 国境を越える活動の容易さ:国際的な詐欺グループが増加しており、取り締まりが難しくなっています。
  3. 被害者の心理的要因:恥ずかしさや報告への恐れから被害を表面化しないケースが多いです。
  4. 詐欺手法の進化:技術の進歩により、詐欺の手法が日々巧妙化しています。

被害の実態

※令和6年1月~6月

※出典:警察庁ウェブサイト・SOS47 特殊詐欺対策(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)
※SOS47 特殊詐欺対策ページのデータを元に加工して作成
※出典:警察庁ウェブサイト・SOS47 特殊詐欺対策(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)
※SOS47 特殊詐欺対策ページのデータを元に加工して作成
※出典:警察庁ウェブサイト・SOS47 特殊詐欺対策(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)
※SOS47 特殊詐欺対策ページのデータを元に加工して作成
※他、法人3件あり
(Instagram1件、LINE1件、Facebook1件)
※出典:警察庁ウェブサイト・SOS47 特殊詐欺対策(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)
※SOS47 特殊詐欺対策ページのデータを元に加工して作成
※出典:警察庁ウェブサイト・SOS47 特殊詐欺対策(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)
※SOS47 特殊詐欺対策ページのデータを元に加工して作成

投資詐欺に遭わないための具体的な対策
気を付けるべきポイント

 インターネットを通じた投資については、お金を振り込む前に、このポイントを要チェック!怪しいと思ったら警察に相談しましょう!

 取引しようとしている業者が、実在する安全な業者かどうか見極めましょう。そのためには金融商品取引業者等に登録されているか確認しましょう。無登録での金融商品取引業や暗号資産交換業は違法です。ご注意ください。

下記URLに載っていない業者は無登録者です!
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/highrisk.html

 実在しない「暗号資産」への投資を持ちかけられたり、偽の「投資アプリ」をインストールさせられたりする被害が多発しています。勧められた暗号資産や投資アプリについては、必ずインターネットで名前を検索し、詳細を確認しましょう。口コミやレビューから、それが詐欺に使われた架空の暗号資産や偽アプリであることが判明する場合もあります。

 詐欺を仕掛ける犯罪者は、巧みな言葉遣いで心理的な隙を突いてきます。「必ず利益が出る」「確実に儲かる」といった甘い誘いや、「特別にあなただけに」と強調する投資話には十分警戒してください。魅力的に見える話ほど、一度立ち止まって冷静に考えることが重要です。

 有名人になりすました詐欺広告に引っかかる被害が増えています。基本的に、著名人が無料で投資セミナーを開催したり、「必ず儲かる」投資話を無料で提供することはありません。お金を送金する前に、その情報がなりすましでないか疑いましょう。また、本人の公式アカウントや信頼できる情報源を確認することが重要です。

 信頼できる投資案件であれば、以下のような状況は通常あり得ません

  1. 振込先として個人名義の口座が指定される
  2. 振込先の口座が毎回異なる

これらのどちらか、または両方に該当する場合は詐欺の可能性があります。少しでも不審に思ったら、迷わず警察や専門機関に相談しましょう。

 投資に関する基本的な知識を身につけることは、詐欺に遭わないための最良の方法の一つです。市場の仕組み、投資商品の特性、リスク管理について学ぶことで、詐欺的な提案を見抜く力が身につきます。

 万が一、詐欺に遭ったり、不審に感じた場合は、以下の窓口に相談してください。

Contact Information

電話窓口

電話窓口 電話番号
警察相談専用窓口 #9110
消費者ホットライン 188
未公開株通報専用窓口 (日本証券業協会) 0120-344-999

 投資詐欺に遭わないためには、正しい知識を持ち、慎重に判断することが重要です。不安を感じたら一人で抱え込まず、信頼できる専門家や相談窓口を活用しましょう。

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